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現・名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者である名岐鉄道が昭和10年(1935年)より導入した電車である。
昭和10年(
1935年)8月には名岐鉄道と愛知電気鉄道の合併により現・名古屋鉄道が発足したため、同年4月に落成したデボ800形801~805の5両は名岐鉄道最後の新製車両となった。また、現・名鉄発足後の昭和10年(1935年)12月にはデボ806~デボ810の5両が落成し、デボ800形に属する車両は計10両となった。
現・名鉄発足後の昭和13年(
1938年)に実施された形式称号改訂にてデボ800形はモ800形(初代)と形式称号を改め、後に同形の制御車ク2300形(初代)および付随車サ2310形の両形式が増備された。これらは後年の各種改造を経て、最終的に制御電動車モ800形(初代)・制御電動車モ830形・制御車ク2310形の3形式に再編された。前記3形式は800系と総称された。

車体塗装は登場時はマルーンだったが、昭和17年(1942年)頃のロングシート化に伴いダークグリーンへ変更されました。​昭和49年(1974年)にはシールドビーム化に伴いスカーレット1色へ変更となっています。

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